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国際的な学力調査でみえてきた日本の子の力は、ひとつしかない答えはわかるが、理解不能のことを前にすると何も言えなくなる。その場合、無答率が他国よりも突出して多かったことが問題であると、「学力世界一のフィンランドに学ぼう」のセミナー(朝日新聞社主催)で紹介されていました。つまり、日本は点取りゲームをしており、自分の人生に関係のない学びになっている。これでは本当の学力向上は難しい。フィンランドの教育を考えてみると、応用力、覚えたことを使って判断できる力、答えではなく考え方、コミュニケーション力と思考力を育てている。基本的にテストをしない。結論や正解を覚える勉強はさせない。人々が国境を越えて活動し多様な人が共存する「共同の知」が求められてきた、つまり、この10数年で世界は学力感を変える必要があり、その時代の流れの先取りをしたのがフィンランドだというのです。いまだ、日本の教育は応用問題まで記憶させるような東アジア型勉強法、これは一斉労働に向いているが、いずれ発展途上国かロボットに仕事を奪われると言われるが、納得せざるを得ません。今、目の前にある受験は、現状での子ど達にとっては クリアしていかなければならない大切なことです(先週のラボで 受験勉強を精一杯、頑張り終えた高校3年生のラボっ子に後輩が「一日に何時間くらい受験勉強をしていた?」と聞いていましたが「5時間くらいかな」と。彼らはやるべきことはし尽くしたように輝いていました。 中学3年生達も来週の高校受験に真剣に向き合っています。この今の受験勉強は高校に入ることだけに意義を持つのではなく、将来までを見据えて手を抜かないことを話し合いました。彼らの純粋さに対して、大人の側が考えていかなければならないことがあるのですね。

それはそうと、私も子ども達が議論しあい、さまざまな意見を出しあうことが、最近、とみに難しくなっているのを感じます。日本の国語教育は教科書の読み取りに重点が置かれる、といわれますが、フィンランドでは、例えば物語をテーマに自分の考えを持つことに重点が置かれるそうです。勉強は強制されなくとも学力が高い理由がわかる気がします。

さて、ラボの高学年グループが先週も暗礁に乗り上げたままでした。リーダー達はみんなで相談して創り上げていくことに意義があると、何とかできるだけ みんなからの意見を引き出していこうと努力していました。経験豊富な上のメンバーの意見で創ることは安易です。それでは良い仕上がりになったとしても彼らに満足感はないかもしれませんね。でも、このようなことで悩むこと、 いつのまにか、これが本物の力であることを 身につけていくことがすごい、と思います。ラボ・テューターである私は時間ばかりが過ぎていく焦りはありますが、黙って見守ることしかできませんし、もし、このまま暗いトンネルから出口を見つけられなくてもトンネルでもがいた経験をラボ以外でできるチャンスがないとしたら 貴重な体験であると思えるのです。夜明け前が一番寒いのです。ラボっ子達は「楽しくなければラボではない」とも言いますが、ラボは、ある意味、厳しいです。シュガー&スパイスAnd all that's nice, That's what LABO is made of.

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