最近のトラックバック

« 絵本ワールド ふくしま | トップページ | 「生き方」は「逝き方」 »

わすれられないおくりもの

母、享年86歳でした。10年前にC型肝炎から肝硬変、1年ほど前に懇意にし相談してきましたドクターから話があるから、と呼ばれました。末期の肝癌、とCTに。入院をこばむ母は、結果を聞かずにタクシーで家に逃げ帰っていました。在宅医療介護を日中は家族が誰もいない中、スタートさせました。実家から離れて生活してきた私は、できる限り帰るようにしましたが、今更ながら、母の交際範囲があまりにも広く深いことに気づかされました。   スーザン・バーレイの絵本「わすれられないおくりもの」のようです。静かにアナグマが亡くなります。        最後にアナグマが残した手紙、「わすれられないおくりもの」を残せるような生き方。悲しみは深くても どうにもならない悲しさではなく、不思議な安らぎすら感じるのです。 在宅介護になってからの母は、以前にもまして、行動的でしたので、みなさんに、「車椅子でよく出かけていたし、つい最近まで元気そうだったし、たくさん話したし、こんなに急に・・信じられない・・」と言われます。でも私には、覚悟してきたより、長く頑張れたと思うのです。         1ヶ月前に急変し、看護師さん、ヘルパーさんに来ていただく時間を増やしましたが、自宅最後の倒れる前まで、自力で水洗トイレに行き、普通の食事を美味しく食べ、いつも以上にご近所の人達がお喋りに来ていて・・・私に「こんなに長生きした。大往生だ、孫も曾孫もみんないい子だ」と言って寝ました。翌朝の苦しみから、在宅医療のドクターと話し合い、病院に搬送しました。・・・すごかったね。驚いたよ。近所の人達に見送られて救急車、1週間の病院の間に親族はもちろん、古くからの友人、知人、町内、更生保護活動を一緒にしてきた人達・・50人近くのお見舞いの人、私達3姉妹は、1週間を24時間、交代で付き添いました。日中は人と会うと明るくなるので、みなさん、退院してくると願っていたようですが、夜は、辛いのです。最後の日は、朝から静かでした。もう誰もこないね。みんな、来てくれたのでしょう。お昼に桃とメロンとフルーツジュースを少し口にし、「幸せだ」と目を閉じ、イヤホンをあてたテレビの落語にふと笑った気がしました。夕方からの痛みは薬を変えなければならないようでした。私はお隣の方に 母の着物を箪笥から探してほしい、と電話をし・・・ありがとうございました 気に入っていた色の着物を着せてもらうことができました・・と報告しました。真夜中に霊柩車で自宅に戻ると大勢のご近所の方々が涙で迎えて下さっていました・・・それからも すごかったね。毎日、お焼香の方が絶えず、我が家で行った通夜は、朝からたくさんの方のボランティア、スピーカーでお経を流し・・告別式の朝、自宅からのお見送り、告別式会場は大きなホールで、会食会場は、多めに席を準備していても予想をはるかに超える人数に遠慮された方々もいられたかもしれないのが申し訳なかったです。   家を空けるわけにいかない日が続いていますが「絵本ワールド」のため2日間、妹に任せてきました。これからもまだまだ、たくさんの方から、母の思い出の話を伺うことでしょう。

« 絵本ワールド ふくしま | トップページ | 「生き方」は「逝き方」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: わすれられないおくりもの:

« 絵本ワールド ふくしま | トップページ | 「生き方」は「逝き方」 »

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ