最近のトラックバック

« 長崎派遣事業に参加して 濱津幸大(中2) | トップページ | 2015年中学生英語弁論大会(創作の部)濱津幸大(中3) »

小学生お話大会(創作の部)創太(小6)

 

<市場で働く人たち>

 

 

 

 「自由研究何にするの?」

 

 「ええと・・マグロ!」

 

夏休み入ってすぐ、お母さんが聞いてきた質問に、ぼくは答えた。

 

「マグロかあ。・・じゃあ、とりあえず調べてみたら?」

 

 「うん!」

 

ぼくの自由研究が、始まった。

 

 

 

 「マグロは、赤身と、中トロと、大トロがあるんだよな。」

 

インターネットで調べてみたら、たっくさんの、情報がでてきた。そのうち市場見学の情報がヒットした。マグロの市場を見学できる!

 

 「お母さん!マグロ見に行きたい!」

 

 

 

 場所は、小学校から車ですぐの、泊いゆまち。いつもマグロを買うときに行くところだ。

 

  

 

 朝4時半、外は真っ暗。市場の中には、もう、すごくたくさんの魚が並んでいた。

 

 真ん中には、マグロが100匹以上、きれいに並べられていた。生のマグロだ!

 

 「いっぱいある!すっごい!」

 

大きいのは、ぼくくらいの大きさだ。

 

 

 

おじさんたちが増え、百人くらいになった。5時、競りがスタートだ。

 

ピッというフエでおじさんたちが、手を挙げ、声を出し、マグロにそって動いていく。早すぎて、何がおきているのか分からない。一匹、4秒くらいで、どんどん決まる。

 

 「かっこいい!」

 

ぼくも、市場の人たちみたいに、競りをしてみたくなった。

 

 

 

次の日、泊いゆまちにきた。

 

お店の人たちは、忙しそうだったけど、競りが終わってホッとして、落ち着いているようにも見えた。

 

競りでは、迫力のある声ときびしい顔つきで、近づきにくかったけど、お店ではやさしい顔になっていた。

 

 ぼくは、特別にもらった2千円をにぎりしめ、買おうと決めていた本マグロの大トロをさがした。

 

(高くて買えない・・。)

 

3周まわってしまった。一番買いたいお店で悩んでいると、店のおじさんが、声をかけてくれた。

 

「何が食べたいの?」

 

ぼくはすぐに、

 

「本マグロ!」

 

と、答えてしまった。おじさんは、

 

「全部入れてあげるよ。」

 

といい、きれいな色の赤身、中トロ、大トロを出し、ぼく用のさしみセットを作ってくれた。

 

(おじさんも、ぼくを覚えていてくれたんだ!)

 

 

 

 

 

ぼくは今まで、働くことはお金をもらうこと。くらいしか思っていなかった。

 

同じように、いゆまちの人たちも、僕たちに魚を売ってくれる人、と思っていた。でも、それだけじゃないんだ。

 

おじさんがいつもよりカッコよく見えたのは、競りの30分間、本当に真剣で、お店の中では見られない表情だったから。いいマグロをお客さんに届けたいっていう想いが、伝わってきたから。こんなに仕事に一生懸命になれるってすごいよなあ!

 

ぼくもやりたいことを見つけて、一生懸命、仕事をしてみたい。誰かを感動させられる人になりたい!

 

そのために、あきらめないで、一生懸命頑張る練習しよう!

 

 

 

 

 

 おじさんから買ったマグロのさしみは、きれいで宝物みたいだった。もったいなかったけど、もちろん食べた。口に入れるとトロンと溶けて、もう、感動するおいしさだった。宝物はぼくの(   )中に・・。

 

市場の人たち、これからも、よろしくお願いします。

 

« 長崎派遣事業に参加して 濱津幸大(中2) | トップページ | 2015年中学生英語弁論大会(創作の部)濱津幸大(中3) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/196735/57263011

この記事へのトラックバック一覧です: 小学生お話大会(創作の部)創太(小6):

« 長崎派遣事業に参加して 濱津幸大(中2) | トップページ | 2015年中学生英語弁論大会(創作の部)濱津幸大(中3) »

2015年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ